2009-12-15(Tue)

珍しくないが頻繁に起こる破断でもない

今回の画像ネタも 2ヶ月以上前のモノからであるが… まぁ~ 毎度のことですね(笑)
車両は昨年春、
腰上オーバーホールとキャブレターを元々着いていたノーマルに戻す作業を請け負ったカワサキ650RS-W3 だ。

今回の用件は、ツーリング先で キックペダルが戻らなくなった! とのことで修理を依頼された。
 


そんなキックペダルが戻らなくなった車両は、キックペダルを引きずって走る訳には行かず、キック始動後は調達した針金で即座に元の位置に固定させた。
さて、キックが戻らなくなった最初の現場で、上手く調達が出来たのか? しばらくは足で押さえながら走ったのか?? まぁ~苦戦したことでしょ~ね (^^;

戻らなくなった原因は、単純にリターンスプリングの破断に因るモノかと! ダブワンには珍しくない症状であり、修復も比較的面倒ではない。
待ってて頂いてる間に修理をするが、ほとんどの方は傍らで作業を見られるので、説明しながらとなる。
そして時折ブログのネタとする画像を納める為のデジカメ操作で、作業も中断するのだ(笑)
 

 
早速ミッションカバーを開け、予測通りスプリングが折れてることを確かめる。 万が一このスプリングが折れてなかったなら逆に困惑してしまうが… (笑)
 
リターンスプリング折れはキックスターターだけではなく、以前にも記事にした
チェンジのスプリングも折れるケースも良くあることだ。 良くあることと言っても頻繁に破断するわけではなく、ダブワンとしての症状では珍しくないと言う程度だが。
いずれのスプリング交換作業も、このミッションカバーを開けて行えるので気軽なもんだ (^^)
 


ックペダルは難なく機能回復したが、その作業中から気になっていたエンジンのロッカーカバーからのオイル滲み。
ロッカーシャフトから滲んで来てるのは一目瞭然である。
此処には “O”リングが頑張ってくれてるハズだが、エンジンの一番の熱源に近い場所なので、働きも過酷に影響されてるのだろう。

ロッカーカバーとシャフトの間からの滲みは、“O”リングの劣化が原因だが、これをオイルパイプのバンジョーボルトのアルミワッシャーの接地面の荒れ?との思い込みからか、バンジョーボルトが千切れるまで締め込む方も少なくないので注意が必要。



オイルバンジョーボルトとパイプを外すと今度は、ロッカーシャフトの反対側(左側)は、袋ナットが締め込まれてるが、それを外し軽く叩き込んでやると、オイルパイプ側では “O”リングが填るシャフトの溝まで顔を出す。(画像は溝を確認し易い様に、既に“O”リングを外した状態)

必要最小限に叩き出せば良い! 調子に乗って景気良く叩きシャフトに掛かるロッカーアームが外れてしまっては、ロッカーカバーを開けてまでの作業となってしまうからだ。



左側の切れた“O”リングが装着されていたモノだが、ほとんどは弾性を失って外す際に切れてしまう。
そして断面は、四角張ってしまうのが多い中、このリングはD断面であったので、まだマシな方であった。

ロッカーシャフトは回転するモノではないので、組み付けの際には薄く液体パッキンを塗布すると更に効果も見込めるだろう♪



昨年春にキャブレターを元々のモノに交換し直したことで、その後の走りの影響はいか程か訊ねてみたら… 特に異常は感じられず、燃費も27~29キロリッターで満足してるとのことだ。
主にツーリングに使われてるので、燃費が良いのは嬉しいとのこと。  しかし、これだけの状態のキャブレターでも、以前修理を依頼した専門店では「不具合の原因は、このキャブにもあるので新しいモデルのモノに交換しました!」と、あっさり外されてゴミ扱いされたと聞く。
あえなく捨てられそうになったモノを、長年連れ添ったキャブなので回収して来て正解だったと…(笑)

ワタシは専門店さんのところ程の技量もないし、製品開発も出来ない、しかしそれらのショップさんよりも商魂たくましくない故に修理工賃は安いらしいが、その代わり修理の保証も無きに等しい(笑)
完璧を目指す主義ではないので、依頼者と考え方にギャップも起こり得る!?修理依頼内容に因っては時間も年単位で掛かるので、ワタシに修理依頼するのは余程でなければ遠慮した方が良いかも!?
そんなことを思う今日この頃であった (^^;
 

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コメント

No title

シルバーさん、おはようございます。シルバーさんがいるから安心して乗っていられると思います、これからも頑張ってください。今日はしぼりたての純米酒と酒かすを持ってお邪魔します。

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本日はお世話になりました。m(_ _)m

トモさんとは久しく会っていませんが、青Wは快調そうですね。
以前は、圧縮スカスカの厳しいエンジンだったんですが・・・。(笑)
トホホがなくなると嬉しい限りです。(^o^)v

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ハナイズミさん、この度は雪及び塩カルを掻き分け、お疲れさまでした!
この冬に電装系のリフレッシュで、来シーズンにはまた一緒に元気に走れる事を期待します♪
純米酒と お昼までご馳走になりまして、ありがとうございました♪

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ひのたまWさん、本日は寒い中お疲れさまでした。
肝心のクラッチ滑りを確認しませんでしたが、もしも滑る様でしたらご連絡下さい!

自身の所有車なら少しくらいの不具合があった方が、愛着も湧くワタシの性格ですが、今後ともヨロシクです(笑)

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シルバーさん こんにちは♪
それぞれのバネが折れる事は聞き及んでいましたが…
その対処方法を目の当たりにして大変参考になりました。
針金とキックペタルが三角巾で吊った腕の様で痛々しいですね…

私のオイル撒き散らしW1Sは 年内が峠の体を成して来ました。
来春は脂ぎった中年を脱し脂っ気のない初老に変身した
W1Sで再開したいと思っております。
今年一年ありがとうございましたm(_ _)m

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来シーズンは、油漏れが一切無くなってしまうなんて! 少し味気ない感じもしますね(笑)
新車時から滲んでた車両は珍しくもなかったくらいですから、多少の油漏れでもチョットしたツーリングに影響などありませんものね~(笑)

今年はもぉ走り納めされましたか? そんなことはありませんよね~(笑)
一文字さんが北関東方面を走ることないってことですね! また来年も遊んで下さい (^^) 宜しくお願いします。

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シルバーさん、先にご連絡しました板橋のKです。いつも大変お世話になります。私も同様のトラブル(キックスプリング破損)に見舞われ、漸う修理に着手していますが、ミッションカバーが外れません。あらかた部品は外したのですが、クラッチレリーズレバーはそのままです。考えられる原因がありましたらアドバイス願います。また単に油と埃で固着している可能性もあると思いますが、その際の対処も良いものがあればお願いいたします。

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板橋のKさん、コメントありがとう♪
ミッションカバーを外した状態は、画像2枚目の様にレリーズレバーもそのままです。

カバーの各クロススクリューと6角ナット一個、チェンジレバーを外した状態なら、レリーズレバーにケーブルを装着したままでクラッチを握って下さい。
固着が酷くなければ、カパッ!と口を開けるでしょ~!
しぶとい様でしたら、プラスチックハンマー等で軽くショックを与えながらクラッチを握って下さい。
あまり難しく考える箇所ではありませんので、ムリせず楽しんで下さい (^^)

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シルバーさん、板橋のKです。いつも大変お世話になります。クラッチを握る! 全く思い付きませんでした。早速今晩やってみます!!ありがとうございました。

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シルバーさん、板橋のKです。さっそくやってみました。ぐいぐいぐい・・・パカっ。目から鱗という感じでした。ありがとうございました。ところで、そこで終わらないのが未熟者の悲しさで、以前からオイル漏れしていたチェンジシャフトのオイルシールを外そうとしたところ、これがまったく外れない。プライヤでこじったところ、ケースに傷が付き始めたので断念しました。明日はーどぉっちだー♪という気分ですが、いよいよプロの手を借りるべきでしょうか?

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板橋のKさん、クラッチを握って… レリーズレバーで介して押し出す…、言うなればテコの原理ですが、オイルシールを外す時も、マイナスドライバーに割り箸の様なモノを駆ってテコの応用で外すのが無難かと思います。
場所に因って専用のプーラーなども使いますが、チェンジシャフト部は、それ程 圧入されてる所でもないので比較的簡単に摘出出来ると思いますが…
マイナスドライバーを使用の場合でもそ~ですが、あまり奥の方まで突っ込むとケースにダメージを与えて、要らぬ手間を増やすことに成りかねません。 お気をつけて!

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シルバーさんできましたー!!ビールの栓抜き並みの簡単さで。梃子の原理ですね。そーいえば理科は苦手だった(算数もですが)。今度は、こびりついたガスケットはがしです。じわじわやります。板橋のK

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板橋のKさん、理科の実験的ノリですかぁ~ 楽しそうで良いですね!(笑)
しかし、ワタシに聞かれたことはダブワン系ならでわのコツでもない、ごく一般的な事の応用かと思います。
ワタシ自身誰かに聞いたとか教えてもらった類のことでも、見様見真似でもないので、応用に応用を重ねて自己解決に至れば更に楽しめるかも知れませんよ (^^)
ただ、誤った自己解決法により、しっぺ返しに遭う方も見てきましたから…(苦笑)

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シルバーさん
別体ミッション、メグロ~W系まで基本的に構造が一緒ですね、現在オーバーホール中のメグロZ5のミッション実費だけで5万円掛かっています。キックリターンスプリングとチェンジリターンスプリングの折損、1/4インチ特殊ネジ、クロームメッキ、バフ掛け、サンドブラスト、ベアリング交換等で自分でやってもこれだけ掛かってしまいますので、他の人が自分でやっても7~8万円掛かってしまうのではと思います。
話は変わりますが、Wのクラッチケーブルありがとうございました。使ってみてどうでしたか。

No title

メグロワークスさん、その節はアリガトウございました。
メグロからの技術をそのまま継承したのも、このW3が最後となった様ですね!
クラッチケーブルは、今のところ即戦力のタイミングがないので、後日使用する時が楽しみです♪
また何かありましたら宜しくお願いします(^^)

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シルバーさん、板橋のKです。いつも大変お世話になります。また戻ってまいりました・・・。今度はチェンジシャフト側のオイルシールが入らず難渋しております。外す時は教えていただいた梃子の原理で行けましたが、もしコツがあればアドバイス下さい。こんな形でコメント欄を何度も使って良いものかと悩みつつ、すみません。

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全く面識もないので、板橋のKさんがどれほどの技量を持たれてるのか知りませんでしたが、ダブワンに限らずの基本的な作業は身近な修理屋さん(クルマ屋さんでも)で作業現場を見させてもらって参考にすると良いかと思います。
ダブワンは、現代のバイクと比べると特殊な部類かも知れませんが、オイルシールの脱着に関しては極一般的ですから(笑)

ミッションカバーが外れた状態で作業されてるかと思いますが・・・
オイルシールは、サイズが合ってれば低圧入ですし特別難しい工具も要りませんが、オイルシールを譲ってくれた方の方が身近かと思いますので、そちらで聞いた方が早道かと思いますよ。

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シルバーさん、今晩は。コメントいただき有難うございます。初めての作業になると直ぐにお手上げになり、まったくお恥ずかしい限りです。毎週一緒にサッカーをやっている、知り合いの車修理屋さん(古い車、バイクもできる人)に見てもらおうかと思います。

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板橋のKさん、そ~ですね、一度は作業を見て手順など目の当たりにされると、今後役に立つことも多いかと思いますよ!(^^)
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☆シルバー

Author:☆シルバー
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思いっ切り旧式でもないが、比較的古い物は好き♪ かと言ってアナログ主義でもない 必要以上に高性能を求めない。 ってか高性能は扱えきれないので…。

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