2009-05-27(Wed)

20数年ぶりに公道復帰 (前)

ここのところ毎週末は、天候もぐずつき… 前回の記事の書き出しに準ずるが如く、今週末も天候には恵まれない予報になってる。
その今週末には久々にツーリングの予定を入れるべく仕事の調整を行って来てるが、今のところの週間予報での日曜日は曇りだが、悪天候は後ろにずれる傾向にある(気がする)のでワタシの感では雨に見回れる確率が高い!(汗)
好天に恵まれるなら、週末までにエンジンを組み立て試運転がてらダブワンで参加したいのだが… (^^; 
 
そんな修理預かりのダブワンとは別のモノとなるが、それは昨年末に入手し
此処で記事にもした昭和43年型カワサキ650W1S だ。
20年以上前に車検が切れ、屋内放置されたまんまの状態であったが、現オーナーの手によって錆や埃は適度に落とされ大まかな機能回復状態にされ、その後の車検整備を含む各部の点検・調整を依頼された。



今後の公道復帰に際し、必要最小限のメンテナンスを依頼されたが、それは下手に化粧直しすることを好まないので極力付いてるモノを優先に生かして欲しいとのことだ。
しかし、伸びきったドライブチェーンなどは交換も惜しまない様だが…(汗)
 
ハンドルを押さえるホルダーのネジ穴が一カ所ナメて、非純正の長いボルトで対処されていたので、そのネジ穴修正は 当初から依頼されていた箇所になる。



そのままの状態でリコイルが可能な箇所なので、難なく修正作業終了とする。

メーター器周りの造形も、ツインキャブ仕様になった W1S の立ち上がりモデルとなる昭和43年型の特徴で、速度計内にトリップメーターを持たないシンプルで小振りな薄型ボディーと トップブリッジとの間にも洒落たエンブレムを備える。



ネジ山潰れは、キャブレターへの燃料供給元となるバンジョーボルトの箇所にも見られる。

このキャブの部分はダブワンの急所ともなる程に、高確率で潰れを確認できるが、これも一度リコイルしてしまえば キャブボディーの柔な材質に怯えずに締め付け可能となる♪



こちらもキャブレター単体にすることなく、エンジンに装着されたまま純正のバンジョーボルト径に合わせてリコイルするための下穴を専用タップにて掘り進む!
座面に対して垂直に慎重にタップを立てる。 削りカスはフロートバルブへも進入するので、作業後にはバルブも外しエアブローも忘れずに!
 
そんな時にティクラーのボトムが浮いてることに気が付くが、それは後に打ち込むことで解決する。
あまりボトムが浮いていては、作動させる時にフロートを突っつけなくなってしまう。



ティクラーも定位置に打ち込んで、バンジョーボルトのガスケットも新調して燃料ホースを装着する。
燃料コックを ON にして燃料の漏れや滲みが起きないか確認し完了!

この車両は珍しく、新車時に装着されている ホースの折り曲がり防止のコイル状の金具が装着されてたままだった。
 


ダブワンもツインキャブになった最初の頃のキャブレターは、トップのスロットルケーブルが入る位置が内側にズレてるスタイルを有し、通称「横引き」とも呼ばれた。
スロットルバルブは、真上に引かれる訳ではなく、厳密には斜に引かれることから不具合も起きやすく、後に真上に引くスタイルへと改良されることとなる。
トップを押さえるキャップスクリューの緩み止めも存在しないのも初期型の特徴だ。

スロットルケーブルも伸びが見られたが、それでもケーブルのほつれなど確認できなかったことから そのままのケーブルで左右の引き上げ調整を行い大まかな妥協点を掴む。


 
この車両は、既にGW前に納めることができたが、現在も預かってるがちょさんの W1S と並べ比べてみた。
がちょさんのダブワンは、ほぼオリジナルスタイルに戻すことができたが、手前にある今回の W1S は、シート及びバックミラー等々が後年モデルのモノに換装されてしまってる。
ライトケースを除く色物パーツも濃いめのブルーメタリックにリペイントされてるのも残念だ。
しかし、その他の多くは年式相応の部品で構成されたままの状態を保ってるため、全体の割合としてはオーナー好みな個体である♪
 
その他にも各部の作業箇所が多々あるのだが、記事は次回に持ち越すとする。 
 

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コメント

No title

いくらW1の振動が多いからと言って、走っているだけではネジ山が崩れる事は無いと思いますので、ヘリサートを施す機会が結構多いように思えるのは、それだけバイクをイジってる人が多いと言う事なんですね。
私のような自分でメンテの出来ない人が乗れるバイクでは無さそうですね。最近はヘリサートに替わるイリサートなる物が有るそうですが、使い勝手や強度は如何なものなのでしょうか?

No title

黒街さん、記事中のキャブレターの箇所はバンジョーボルトの掛かりも浅めで、ピッチも細かいために山を崩し易いですね(汗) ダブワンの振動とは別の問題かと思います。

ダブワンに限らず、乗られてる方すべてが自身でメンテされてる訳ではありません。
今更、黒街さんもそんなこと知ってるくせに~!(笑)
かと言って、ワタシ自身の単車も最低限のメンテしかしてません(汗)

ピンとこなかったので「イリサート」検索したら以前 見たことはありました。
良さそうなモノですね! ヘリサートに関する専用工具などを買い揃える前だったら尚良かったですが、残念なのはW1のキャブバンジョーに対応するピッチ(M10-P1)はラインナップに無いみたいし(検索が足りないのかも?)

No title

今時、ティクラーと言われてすぐ解かる方が少なくなったのでしょう。昔のバイクには付いていましたよね。

No title

てんとう虫さん、初コメントありがとう♪
ティクラー… そ~ですね! W1S-A が最後の装着モデルだったのでしょうか? 既に40年近くになりますが、その時点でも時代遅れ的なシステムですもの 旧車に興味の無い方々には尚更ですね (^^;

No title

質問いたします?

ティクラーとチョーク、両方付いているのは何故でしょう?
状況により使い分けるのでしょうか?

No title

toprex72さん、ワタシはハヤロイドさんみたいな解りやすい例えを思いつきませんので悪しからず(笑)

両方付いてるのは… 何故でしょうね!? ワタシが設計した訳でもないし その辺の事を疑問に思ったこともありませんでした(ワハハーッ!)
状況に因って両方使ったりチョークだけ使ったりはしますが… そんなW1系でもW3からは、ティクラーもチョークも廃されてスターター方式に進化されましたが、基本構造は昭和30年代以前のモノのままですね(汗)

ちなみに、W1S-AのPLで「チョーク(エアーシャッター)ケーブル」のことを「スターターケーブル」と呼称してることは軽く流してやって下さい (^^)

No title

SAのティクラーが外、内側と付いてるので正解なんですよね
パーツリストにもこうなっていますが、メーカーらしくない仕事です
押しにくいので片側しか使いませんが、なぜこんな事したんでしょうね ( ^ ^ )

No title

錆道楽さん、確かにティクラーだけはキャブの左側の設定のみですよね。 基本的に左キャブしかなくて、それを右側設定に改良した時に、押せない訳じゃないティクラーは左側のままで保留された… 言うなれば手抜き的なモノだったのでは?(笑)

W1は 完全に新規モデルでなく、メグロからの流れ的に改良を重ねた結果 A1やZ1 とは違った野暮ったさが残るのがワタシ的には好きです♪

No title

シルバーさんおはよう御座います”本日のツ~は予定通りでしょうか?
Sガラさん主催のツ~は敢え無く中止となってしまいました(^^ゞ

質問なのですが・・ど素人が何を言ってるのかっ!と・・言われそうですが(~_~;)

Wのキャブですが・・私のキャブのはキャップの廻り止め見たいなのが付いて居ますが・・画像のWには・・その周り止めがないですね・・・
そもそも、その廻り止めが付く所のタップ自体が有りませんが・・
前期、後期、とかの違いでしょうか?最近気になって・・夜も寝られません(爆”)
オークション等で・・物色してるのですが・・どうやらその止めが有るタイプと無いタイプがある様です・・

その辺・・解かりました教えて頂きとぉ御座います”

叉その周り止めですが・・双方共に元のほうからボキッと折れて仕舞って居るので・・その役目は果たして居ません(笑)

今度、時間が有ったら・・SUSのバネ鋼で加工して作ってみようかと思って居ます。

No title

ご~どんさん本日の しょろヨンさん北関東W1ツーは、ルートを変更して行ってる様です!!
しかし、当地は朝から霧雨状態で今は本降りになりつつあります… とうてい単車に乗る気にはなりません。
栃木県からの参加者は無いと思われます(汗)

W1のキャブですが、記事にも書いた通り 初期型モデルは緩み止めの設定がなく、各所のネジ規格もウイットネジになってますので、後期モデルとの互換が出来ない部分品もあります。
キャブ本体を部品取りなどを入手する時も気を付けて下さい。

尚、緩み止めは既にW1クレージーズから SUS材で制作販売されてる様ですが、ご~どんさんなら朝飯前でしょうからビシッ!とガシッと!作って廃棄するほど余ったらワタシの庭に撒いておいて下さい(笑)
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☆シルバー

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思いっ切り旧式でもないが、比較的古い物は好き♪ かと言ってアナログ主義でもない 必要以上に高性能を求めない。 ってか高性能は扱えきれないので…。

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