2008-06-30(Mon)

【エンジン載せ、始動・調整・試運転編】 エンジンオイル漏れ&白煙等々… 修理

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またもや先々週書いた記事の続きとなる、ナナハン整備の仕上げ編。
あの記事をアップした後日にオーナーさんに手伝って頂きエンジンと車体とをドッキング!!
降ろす時はワタシ自身一人で(仕方なく)ヤッタが、載せる時は2人でヤルのがスムーズ且つダメージも少ない。


定位置に載れば、あとはハンガーボルトを全て仮付けし、後に順に絞め込んでゆくのみ。
オイルタンクとオイルエレメントを装着したらエンジンオイル投入! キャブレターや電装関係をセットしマフラーも… しかしその前に!!
ヒビ割れの多い前後のタイヤを今の時点で交換する事に…。


マフラーもセット完了したら、いよいよエンジン始動となる。
なんなく始動した直後は、マフラー内壁には以前具合悪かった時の残留オイルがあるので、しばし白煙を吐いているが それも時間の問題だろ~と。。。。
 
最初に見るのは、1番4番のエキゾースト側タペットキャップを外し、オイルが跳ね上がるのを確認することだ。
十分なオイル量を確認出来たらキャップを閉じ、次はアイドリングを効かせて4連キャブに負圧計を取り付け調整を行う。
4メーター共におおよそ合った頃には、マフラーからの白煙も治まりを見せた♪
 

シリンダーの各部合わせ面からのオイル滲みがあるか確認し、試運転を行った。
セカンドからは4,000回転をキープしながらトップギアまでシフトアップし、数キロの間巡航させ、その後時折シフトアップ時に 5,000回転まで上げてみたが良い感じのレスポンスだった。
以降は再び 4,000回転までに留めたが、実際このナナハンで その回転数ならトップで100Km/h に少し届かない程度は出るので、慣らし中の通常走行でも満足できる範疇だと思われる。
 
スターターカバーの腐食具合が気になってたので、それより十分イケテル中古品と交換し、あとは風防を装着すれば納車スタイルとなる。

ハブ&リム、スポークを綺麗にするのは秋まで先送りする相談をしたが、その時に 例えどんなにエンジンがバッチリでも、タイヤの硬化ヒビ割れが原因で事故を起こしては元も子もない! そんな訳で前後のタイヤだけは交換した♪ これで試運転も安心だ♪ 
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2008-06-29(Sun)

息抜きできたかな? 旅がらSさん

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今日は雨天でなければ 小排気量車のツーリングを行う予定であったが、生憎今回の天気予報は当たってしまった。
数日前の天気予報では、昨日の天気も雨模様らしかったが、そちらは良い方にハズレたので 雨降りになると困る人達がそれぞれ単車を乗って遊びにきた。
 
そんな中の一人は、昨夜 仕事絡みの飲み会に参加した明けに関わらず早朝4時頃にはナナハンを目覚めさせヤッテ来た(汗)

それまで CB750Four - K4 を乗っていたが、いつしか 自身が生まれた年月に近いナナハンに乗り換えたいとの話を受け、数年後に運良く手に入れることとなった昭和44年生まれの同い年ホンダドリームCB750Fourで辿り着いたのは10時を過ぎた頃。
  
久々に会う彼は特に変わることはなかった。 とは言うものの彼も数ヶ月前から「旅がらSの終わりなき旅」のタイトルでブログを始め それを介して近況を知ることが出来てるので一年振りでも距離を感じさせない親近感がある。

折角なので、旅がらSさんが懸念していた アイドリング時の落ち着きのなさの原因探求とカムチェンテンショナーの張り調整を行うが、テンショナーはセミオート的なので本人にやって貰った。
アイドリング時の調整はバキュームゲージを駆使し4連キャブの同調を取るが特に大きな狂いもなく微調整で済んだが、インシュレーターに僅かなヒビ割れを確認出来たのでそちらの交換を促すことにした。


旅がらSさんの本来の目的は ナナハンの微調整等ではなく 梅雨の晴れ間の息抜きが大きく占めるようで、かつて東京に住んでいた頃に遊びに来た時と同じ様な ノンビリした時を過ごしたい様に思えた。
ナナハンの調整等も済ませた頃には昼時ともあり、しかも丁度 東京から用が有って来た がちょさんと 申し合わせたチョイ悪さんも来たので、以前話した近所の蕎麦屋さんに行くことにしたが、注文したのは 何故か皆さん 大もりそば(550円) 太さも均一でない手作り田舎そば風なのがお気に入り♪
旅がらSさんには地元 “ 信州そば ” で肥えた舌に合うかどおか?(笑)

なんだかんだと7時間程の滞在となったが、いつもの様に真っ直ぐ帰らず寄り道を楽しんだと思うが…(笑) 雨には遭わずに帰宅できたかな?? 彼のことだから雨降りなんて気にもしちゃいないか(笑) 
2008-06-27(Fri)

所有単車の行く末は…

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ワタシ自身この先いつまで単車に乗っていられるか分からないが、裕に70歳を過ぎても まだまだ健在どころかこちらが音を上げてしまうくらいに元気な方もいるくらいだ。
その前に、昨今の燃料高騰の行く末が理由で乗れなくなる結果になる方が恐ろしい限りだ(爆)
 
今回のオーナーは、10年ほど前までカワサキ650W1S-Aに長い間乗られていたが、キックスタートのみの始動に別れを告げた。
その後カワサキの大排気量車 バルカンへ乗り換えたが、それを最後に単車から降りた。
鉄工所を稼業としていたが、高齢なのと先行きの見通しの悪さから見切りを付け機械工具など一切の道具を手放し現在は、趣味の延長の家庭菜園で豊富な種類の野菜を栽培している。
 

一昨年になるが、オーナの自宅から数キロ離れた畑のお隣さんが、古い単車を多数持ってた親族が事故に遭い その残された単車も手に余るので興味ないか話をされた。
聞くと車輌は、昭和40年型のホンダドリームスクランブラーCL72とのこと。
一度は単車にも見切りをつけたが、若い頃興味があった車輌なので話はスムーズに決まった♪

昨年、充電系の不良で整備を依頼された時に実車を拝見して驚いたのは、ワタシと前のオーナーとは20年以上前に一緒にCB72でツーリング等したことのある面識を持った方&車輌だったことだ!
その方とは、引っ越しを機に疎遠となったが、噂では一昨年に陸王750でツーリング中 事故を起こしたと… 実に感慨深い。
  

意思を引き継いだ様に極端なデティール変更もせず、現在のオーナーはショートツーリングや畑までの足に使っていたが、今回連絡を受けたのは その畑まで行った時に突然クラッチレバーが折れてしまったので交換部品がないか?とのこと。
後日代替品を用意したので連絡をすると、自走してやって来た! 折れたレバーも持参したので見せて貰うと… いつ折れてもおかしくない程に、断面の両端だけで長い間頑張っていた様子。


ワタシのCL様にストック品があったかと探したが見つからず、ホルダーと切れ込みと長さが合うモノでレバーの反りの違いだけを曲げ直して間に合わせた。
乗ってきた時は、近所のバイク屋で原付用を加工し代用してるとのことだが、レバーが短くて余計に握力を必要としたので喜んで頂けた♪
現在付いているブレーキレバーも、折れたクラッチレバーも本来のCL72用とは違う様で、代えって今回用意したモノと同じスタイルなので違和感もないようだ。
ついでに若干のキャブ調整も済ませて、梅雨の中休み中の合間を帰って行った。
 
本来のCL72用のレバーとは、握りの内側にリブがあり補強された様なスタイルを持つのが特徴で、ベンスパCB92も同じ様な作りのレバーである。 折れてしまったり見つからなかったりでは、意味がないが… 
2008-06-25(Wed)

簡単なナナハンのテンショナー調整

オイルやタイヤ交換や通常の車検整備その他諸々 日常やってることはブログネタにもならないかな? なんてカメラに収めようとも思わないことはしばしば…
それはブログ書いてる人それぞれに日常・非日常の差があるから 所有単車のオイル交換でも記事となることもあるだろう~! そんな ワタシなんてダブワンやナナハンのタイヤ交換等は、日常的でそれ程記事にしようとも考えないが、先日やった
“ 行灯カブ ” のタイヤ交換の方が余程 非日常で新鮮な感覚であった(笑)

もっとも、日常・非日常の差がネタの決めてと考えること自体ナンセンスだよね(書きながら気付いたけど…)



今回紹介する車輌は、丁度10年前に適度に仕上げた車輌であったが 普通に継続車検として預かった次第だ。
 
昭和46年型ホンダドリームCB750Four-K1 だが、オーナーは時に普段の足にも使っていたくらい乗り回していたが、その分必要最小限のメンテナンスはされてる様で、10年前に納めた姿そのままを維持してると言っても過言ではないくらいだ。
納めてからタイヤ・バッテリーなどの消耗品以外の何かを交換した記憶が無いくらいに故障知らずである。
   
車検整備のことは置いておいて…、 今回はこの車輌のカムチェンテンショナーの張り方に付いて書きます。
それはメーカーから発刊されたサービスマニュアルを参照にすれば良いことでもあるが、お世話になっていた ナナハンクラブのサイト内BBSに関連する話となる。



ワタシのやり方は、マニュアルの方法より確実な実践型と言える(同じような作業するにも全て自己責任でお願いします。)

まずポイントカバーを外しポイントベースの覗き穴から覗き、合わせマークに1・4番のTマークと180°違いにある2・3番のTマークの間にクランクを時計回りに回転させ合わせる。(1・4番のTマークから90°位回した位置)



テンショナーアジャストボルトを緩める前に、確認としてポイントカバーの取り付けボルトを利用し プッシュバーがどれくらい押し込まれてるか現状を把握しておく。(4枚目画像の様に、先が当たるくらいに軽く押さえる程度)

シリンダー後方にあるカムチェンテンショナーのロックナットを緩め、アジャストボルトも緩める。
その時、プッシュバーを軽く指で押さえたボルトが僅かでも奥に入り込んだら、今までテンショナーの効きが甘かったと言える。 



ここからが 因り確実性を増す作業となるが、画像の様に指で押さえた状態で 且つアジャストボルトを緩めたそのままで、2枚目画像の様にクランクを時計回りにゆっくり1周程度回してみると プッシュバーの動きも分かるハズである。
その軽く押さえたボルトが一番深くなった箇所でアジャストボルトを締めロックナットも締め付ければ、テンショナーの張り調整の完了となる。
その後にクランクの位置を確認すれば、必然的に1・4番と2・3番のTマークの間となってるだろう。(決してエンジン始動しながらのテンショナー調整はしないで下さい。 構造を理解してれば、そんなことヤバくて出来ないですが… )
 
もし、プッシュバーの動きが確認出来ないような場合は、プッシュバーが固着してる可能性もある。 その場合は、アジャストボルトを緩めた状態にしてプッシュバーにボルト等を介してハンマーで軽く叩いてショックを与えてみる。
それが不安な場合は、6ミリボルト3本で止まってるテンショナーホルダーを外して作動チェックすると良い。
 
もっと作業を簡素化するなら、アジャストボルトを緩めてプッシュバーの位置を確認できる何かをあてがった4枚目画像の状態で、手でキックを作動させてクランキングし一番深い場所を探してアジャストボルトを締めれば良いわけ。 その場合、工具は10ミリスパナ1本あれば大丈夫♪ そんな作業時間数分程度も分かり易く文章にするには難しい(汗)



*** 車種に因っては、テンショナーをフリーにしてクランキングするとチェーンとスプロケの歯がズレるアクシデントを起こす場合もあります。 その場合バルブタイミングが合わなくなりバルブを曲げたり等のエンジンブローの原因に繋がりますのでご注意下さい。 ***
 

2008-06-24(Tue)

適材適所かは不明だが…

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先週末にスタータークラッチ等の修理をしたカワサキZ1をオーナーの元に乗って届ける予定となっていたのは昨晩だった。
しかし、日中は雨など降る感じもしなかったが、出掛けようとした矢先に無情の雨(爆)
仕方ないので、予定変更で一日遅らせることにしたのだが、実はそれがオーナーに取って良いことに繋がる…。


それは、修理依頼されたことではないのだが、ここ最近気になることがあるようだ。
この左ミラーが エンジン始動から終始ビビリ音を発して、非常に耳障りで鬱陶しいとのこと。
スタータークラッチ等の修理依頼の時にオーナーの理容師さんは、暇な時にでも自分でやってみるとの事だったが、納車が遅れた事でワタシ自身も気になったビビリ音の原因を探りたくなったのだ。
   

早速ミラーステーを車体側に残し本体を取り外す。
外見からはプラスチック部のヒビ割れや何らかのダメージを見ることはない。 ミラー本体と側のプラスチックに干渉した形跡もないので、原因は内部だろ~ と。
 

通常はミラー部とカバーとなるプラスチック部が簡単に外れることはないハズだが…。
それは本来 画像左側の矢印で差すプラスチック部の丸い囲いが、本体のベース部をホールドする仕組みだと思われるからだ。
そのホールドするべき プラスチックの丸い囲い部の くわえ込む力が失せたのかと思われる。
 
余談だが、プラスチック内部には純正品である証として製作会社の(T0Y0)やJISマークとパテント番号らしき数字等が見られる。


たまたま先日別のプラスチック同士の接着の為に購入使用した接着剤を コレにも効くかと思い使用してみた。

昨今は用途別に様々な接着剤が存在してるようで、ホームセンターで揮発性溶剤を使わないこの商品を見付けたのだ。 しかも適度な弾性を持つので振動が加わる今回の箇所には打って付けかとも感じたが、使い始めて間もないので耐久性に不安が残る。 
打ち合わせた時間には十分乾くだろうから早速使用~♪ 

20キロ程の自走納車で威力を確認したのだが、案の定良い感じで耳障りなビビリ音は再発しなかった♪

このミラー部の雑音解消作業は、実験的に試みたのでサービス作業だが、今のところ分かり易い結果が得られたので気分良い♪ しかし今回の接着剤がいつまで持つか?も実験と言えるので、保証なしなのだ(笑)  
2008-06-22(Sun)

カブ系OHVモデルの終演「C200三昧」

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ここ最近ワタシのエリアだけかも知れないが、天気予報が全く当たらない。 梅雨に入ってからの中休みとしては長く10日以上まともな雨が降ってない(汗)
今のタイミングに降っては困るエリアもあれば、降るべき時に降らないと困るところもある。 これも異常気象がもたらすことなのか??
そんな昨日は、毎度お世話になってる「水戸藩カブ」の主宰者からお誘いを受けた/ 「鈴鹿に行くカブのテストと打ち合わせ会」と称した飲み会に行ってきた♪
もちろん酒を飲むので泊まりでのイベントとなる。

その前に、水戸の方からカワサキ650RS-W3のちょっとした修理も依頼されていたので工具を積んでジムニーで向かった。 飲み会の行われる「星ふる里」から40分くらいの場所なので少し足を伸ばした感じだ。

昨日の土曜日には、梅雨本番的に終日雨模様との予報も裏腹に時折 夏の陽射しが降り注ぐ程に雨の “あ” の字すらなかったが、遅ればせながら日付が替わった頃に やっと雨音を聞くことが出来た。
そんな訳で、今回の本題の一つとなる「カブのテスト」を行った方々には好都合な第一日目となった。(画像は本日朝方に撮ったモノ)
「打ち合わせ」の方も毎度のことの様にアルコール摂取量と共に滑らかな盛り上がりを見せながら夜更けまで続いた♪(実際の打ち合わせは30分程度だった気がしたが… 笑)
   

最近の「水戸藩カブ」のメンバー内でのちょっとしたブームなのか? スーパーカブだけでは飽き足りなくなった面々が触手を伸ばしたのは、スーパーカブC100の兄貴分の様なOHVエンジンを持つ ベンリー90こと C200 である(画像奥に映る黒車体の2台)。
発売開始は昭和38年とスーパーカブより後輩だが、手動クラッチ付き4段変速でメッキタンクを備える実用車であった。

そのC200のエンジンを遠心クラッチ機構に変え スーパーカブに載せたスタイルが、手前に映る CM90 となる。
C100の流れを汲むコンパクトなウインカーデザインを周到していながらテールはC200同様の丸型デザインで、後にOHCエンジンモデルになるまでの過渡期なスタイルである。 生産機関は僅か1年程だが、そんな中でも大きく分けて3種類のディテールがあったと言う 所謂マニアックな車輌(この所有者が超マニアックなだけか?? …笑)
 
実は、更にイッテしまった方は… 画像の右側に映る一見C100にスポーティーなシートを載せた車輌だ!(笑) 

昭和40年型のスーパーカブC100の車体に、昭和38年型のC200のエンジンを換装しているのだ!
この方は、これ以前に遠心クラッチ式の前出のCM90 のエンジンを換装して乗っていたが、それでは物足りないのか? 手動クラッチ式のエンジンに載せ変えて今回のテストランに挑んだ強者(汗) レッグシールドにはクラッチレバーの逃げ加工も施されてる。
オイル注入口には C100のY部品を模したブリーザーキットを装着してるが、これも自身が削りだした一品である。
 
ここ数年 OHVスーパーカブ系車輌で24時間/1,000キロツーリングを行ってきた「水戸藩カブ」の面々では、短期間でロングランをこなす為のノウハウを至る所に散りばめた車輌に出会える。 

今回のイベントはブログ記事にしようか躊躇ったため前夜の画像も納めることがなかった。 普通に飲んで楽しみたかっただけだが、画像に納めようが納めまいが いつも以上に深夜遅くまで楽しく語ることが出来たのは、ここ最近としては珍しいかった気もした♪  
2008-06-20(Fri)

ガラガラの原因て こんな正体

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今回の車輌も先々週に預かったモノだが、数ヶ月前に紹介したヤンチャな理容師さんの駆るカワサキZ1だ。
症状は、スターター使用時にガラガラと空回りしてエンジン始動に至らず、バックステップも装着されてることから それに干渉してキックスタートも出来ず、終いには 900ccを押し掛けさせなければならない始末に…(爆)
 
そもそもこのスターターの作りは、ホンダで言えば昭和30年代前半に既に登場してるモノで、ドリーム250C71まで遡る オーバーランニングクラッチ機構。
根本的に、ホンダドリームCB750Fourなども同じ機構で こんな症状を起こすのも少なくない。

今回の症状は、スターターモーターの問題ではなく、スターターギヤーの劣化に起因することなので、先ずは ダイナモカバーを外し、専用工具でローターを摘出し、その裏側に付くスターターギヤーを取り出す。
   

スタータークラッチの主要部品となるが、ローターの装着されてるクラッチボディーとそこに入る3個のニードルローラー&スプリング&キャップとギヤーになる。

ホンダドリームCB750Fourとの最大の違いは、クランクシャフト接触面にはブッシュの代わりにニードルベアリングとなることだ。
もっともこの面はフローティングされた様な状態になるので、元々クリアランスは広く取られてる。
 

肝心なのは、3個のローラーと接触するギヤーの摺動面に打痕が付き、上手く3個のローラーに因るホールドが出来なくなりジャダーの様な現象を起こす。

摺動面を指で摘むようにして回転させると凸凹になってるのがよく分かるのだが、画像では捉え難かった(汗)
解消させるには、ホールド出来易い様に元に戻せば良いだけの話。 安くない新品や中古良品など探す手間など要らない、 すなわちローラーとの摺動面を研磨すれば良いのだ♪


そんな訳で、外注加工で研磨処理されて帰ってきたスターターギヤー。
当たり前だが、滑らかな仕上がりで満足♪ 対するニードルローラーとスプリングの3個ずつは新品を用意しておく。
これで組み付ければ、また当分ガラガラとはおさらば!!(笑)
 

今回は、オーナーが以前から気にしていたメインハーネスも交換依頼されていたので、そちらの作業も行った。
画像手前が各部の被覆が破れて気になっていた摘出品で、奥が用意した新品だがリプロダクションの品な為に、一応並べて間違いがないか調べてみた。 当然だが、問題なさそうなので装着しリフレッシュできた♪


ついでに気になったので、手を入れた所があった。
オーナー自身が好みで装着してるケイヒンのCRスペシャルレーシングキャブレターだが、インシュレーター側だけの支持に因りキャブの重みが全てゴム製のインシュレーターに掛かるのは、最悪インシュレーターの折れや亀裂等で2次エアーを吸い 不調の原因となる。
その為、キャブの連結アームの穴を利用しタイラップを通しフレームから吊り上げる様にした。
これで、インシュレーターの負担も大幅に軽減されるだろう~! 

ノーマルエンジンなので本当はキャブもノーマル仕様の方が調子も出し易いのだが、見た目を取るか機能優先とするか、悩むところだ… って、それはオーナーの楽しい悩みなのだが、 
2008-06-19(Thu)

【エンジン組立編】 エンジンオイル漏れ&白煙等々… 修理

先々週に着手した車体から分離させ分解したナナハンの続きになる。
0.25オーバーサイズピストンでのシリンダーボーリングとバルブ&シート研磨等々 外注加工修正も先週には済ませて手元に有ったのだが、体調不良で組立には至らなかった。


先ずは、腰上は整備された様子はあるが、一度も交換された形跡のないカムチェンを専用カッターで取り外し、カシメジョイントタイプの高強度対応型に交換する。
   

半年前に紹介したナナハンの組み付け記事と同じ要領でピストンをシリンダーにセットする。
但し、今回は未使用のオーバーサイズピストンなので組み付けも気持ち良い♪
カムチェンガイドとガイドローラーも新品交換してある。
 

バルブを組み付けたヘッドを載せ、順に規定トルクで締め付けシーリングラバーなどをセットする。
カワサキZ2やホンダでもその後のCB400F等と違い、CB750Fourの場合は、カムシャフトを支持するホルダーがヘッドその物に備わってないので、この時点での光景はとてもシンプルに映る。


ロッカーアームはほぼ全滅なダメージを受けていたのだが、何でもかんでも新品交換するだけの資金もキビシイとのオーナーの事情なので、必ずしも消耗品と言う訳ではないこの部品は、少しでも中古良品を用意してみた。
画像手前が新品。 2番目が中古良品。 3番目と奥に映るモノが要交換品で、装着されていたモノは1個だけ再利用する(汗)
 

カムホルダーにカムシャフト、ロッカーアームまでセットし、ロッカアームシャフトとカムホルダーを共締めするクロモリのスペシャルボルトを締め付けようとしたら手応えがない(大汗)
これを締め付けたらタペット調整し終了目前になって、ネジ山がもろくも崩れた(爆)
見事にネジ山だけが綺麗に抜けてしまった。。。。 トホホ。。。 2枚上の画像状態まで戻してリコイル作業をする事となった。 


さっさとリコイルして組み立て直し、今度はタペット調整まで済ませた姿となった。
テンショナーホルダーも装着して後は、ヘッドカバーも装着すれば車体に載せられるまでの姿となった。
カムチェーンが見える状態だが、一駒だけ光って見えるのはジョイント部分である。 ジョイント式のチェンを使うことでノーマルのエンドレスチェンを交換するにはクランクまで外さなくては出来ない作業も簡素化出来る。

さて後は、載せてからキャブの再調整や試運転をすることとなる。 

予想以上にダメージが多かった事によりオーナーの予算で、今回のエンジン腰上整備に追加した前後ホイールリメイクまでは全く及ばなくなった。しかし、ひび割れたタイヤくらいは交換したいものだが・・・・
2008-06-17(Tue)

病み上がりの軽作業(汗)

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先週の金曜日の朝食時に食が進まないことから始まり、昼頃にブログ記事を書いたのを最後に寝込んでしまった。
翌日には ハヤロイドさん宅で行うBBQへも参加予定なのでそれまでに回復させるべく大事を取っての静養であったが、予定通りその行事には無理なく参加出来るまで体調も回復し楽しんだが、その後 食べ過ぎが祟ってか今度は下痢で体調不良となってしまい散々だった(汗)
 
今日は体調も良くなった兆しもあるので、軽く作業を再開する事に…。 仕事は今更ながら言うまでもなく溜まってはいるのだが神経を使う仕事は先送りした方が良いと思い、本日はス-パーカブのタイヤ交換などを…。  

先週から頼まれていたチョイ悪さんのホンダカブC50のリアタイヤが丁度入荷したので、パンク歴のあるチューブも一緒に交換した。
本当は、後輪を外したタイミングで画像に納めようとしたが、とっとと作業を進めてしまい終わってから気が付いた次第だ(笑)
 

今年で発売50周年になるホンダスーパーカブも当初の OHV モデルから OHC モデルへチェンジして2代目となるのが今回作業をした車輌であり昭和44年頃のモデルとなる。
特徴は、ヘッドライトの下に補助灯が付くことから通称「行灯カブ」と呼ばれる様になった。

他にもユニークな装備の一つとして、スイッチオフ状態でホーンボタンを押すとメインキーの直ぐ上の白いボタンの様な出っ張りが灯り、暗がりでキーの差し込み口を促す親切設計が備わる。
昔は、現代よりも格段に暗がりが多かったのだろ~!


外したタイヤの処分にも少なからず費用が掛かる為に持ち帰るべく荷台にゴム紐でくくった姿と リアタイヤが新しくなったマイスーパーカブを見て悦に入るチョイ悪さん。
何でも良いから荷台にモノが載ってる姿がとても似合うのが本来の実用車である(笑)


先週末のBBQの時にマーボーさんが、既に物色してる車種があると話したのだが、それはホンダのCBだとか…。
しかしその前に小排気量車を持ち合わせてない彼を思って、もしその手で欲しい気があれば丁度良いベンリーの出物が有るよ♪との話もした事を思い出し久しぶりに表に出して始動させて見ることにした。

既にバッテリーは上がってはいるが、少しの押し掛けで直ぐに復活し相変わらず調子良い排気音を聞かせてくれたかと思うと、すかさずチョイ悪さんは「乗せて欲しい」と名乗り出て試運転へと…。
大満足して帰ってきたのは良いが、相変わらず何でも乗りたがる人だ(笑) 

この行灯カブは、とっても状態の良い40年程前の車輌だが、未だに色褪せないベストセラー車である。 それでもチョイ悪さんより10歳以上若い単車になるのだが、そんな風には見えない! 
2008-06-13(Fri)

チェンジリターンスプリング折れなど、珍しくない

 
先月、フロントのタイヤ交換に来た しょろヨンさんのダブワンは、入手して30年余りになるが、ここ近年特に活動も活発化しており 当然だが乗る分各所に劣化も発生する。
タイヤやブレーキシューなどは元から消耗品なので当たり前だが、それ以外の作動部品も経年劣化には敵わない。
かと言って、全ての劣化が予想される部品を事前に交換してはキリがないし、そんな事を心配するなら 何でも良いから新車を買った方がマシだ(笑)
 
実は今回 しょろヨンさんは、乗っていたら急にシフトアップが出来なくなり難儀しながら自宅に辿り着いたとのこと。
まぁ~昔から乗ってるダブワンの場合、珍しくない事なのだが ギアを送るシフト機構の戻しスプリングが折れることや、キックを戻すスプリングが折れたりと…。 
   


ミッションの送り機構は、ペダルを踏み下げ(掻き上げ)て送るが、再度送る時にはまたペダルが定位置に戻っていなければならない。
それをスプリングが戻す役割を果たすのだが、出先などでスプリングが折れたらスプリングの代わりに足で戻せばシフトアップ(ダウン)も出来る。
もちろん、どんな車種も当てはまるかは知らないが…(汗)
 
そんな訳でミッションカバーを開ければ見ての通りに気持ちよく折れてる。(画像左上は、用意した新品スプリング)



先に言ったチェンジやキックのリターンスプリングは、折れ易いこともあるが その分ミッションカバーを開ければ交換し易い作りになってる。
新たなスプリングを装着して定位置に納まるチェンジレバー。



W1Sの場合チェンジペダルには、スーパーカブの様な蹴り返しが着いてるので、折れていても比較的対処がし易いので乗って来ることも可能であったが、仕事で使ってるトラックもあるので積んできた。

過去にワタシも同じ箇所が折れた時は、百数十キロも走って帰ってきた記憶がある。

メグロ時代から引き継いだ車輌に乗るには、マイナートラブルは絶えないかも知れないが、そんなトラブルさえトラブルと思わないくらいに豪快に乗りたいのもだ! ワタシのW1Sも ここ十年近く トラブルが起きたと思った事すらない。 それは鈍感なだけじゃない?と思う(笑) 
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☆シルバー

Author:☆シルバー
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思いっ切り旧式でもないが、比較的古い物は好き♪ かと言ってアナログ主義でもない 必要以上に高性能を求めない。 ってか高性能は扱えきれないので…。

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